今日は、人権・同和教育参観日でした。

■授業は、全校学活。

一年前の自分とは違って、どんなところが成長したかなどについて考えました。

３人の子たちは、自分で一年前の自分のことを思い起こして、どんなところが変わったか（成長したか）考えます。

保護者や地域の方から見て、どういったところが変わったか（成長したか）についてもお聞きしました。

空手（習い事）でがんばっていること。

人前で自分の意見を言えるようになったこと。

旗揚げの仕事をがんばっていること。

いろいろと具体的に出てきました。

３人とも確実に成長しているのですね。

■その後は「二番目の悪者」と題して、人権啓発課の指導員である矢野美保先生に御講演いただきました。

『二番目の悪者』という本の読み聞かせをしていただきました。

金色のたてがみを持つライオンが、銀のライオンの嘘を広げていく話です。

この話を聞いた後、矢野先生がみんなに問いました。

「この話で２番目に悪いのは誰ですか？」

「誰が悪いのか。またその理由をグループで話し合ってみてください。」

保護者や地域の方が、３人の児童のところにそれぞれ集まって、大人と子どもが一緒になって話し合いをしました。

これが自然とできるのが結出小学校のよいところの一つです。

誰が悪いのかということについては、実にいろいろな意見が出ました。

シカ、ネズミ……、銀のライオンという意見も飛び出しました。

「嘘は、向こうから巧妙にやってくるが、真実は自らさがし求めなければ見つけられない」

物語の中にあるこの言葉が、参加された皆さんの心に深く残ったに違いありません。

お世話になった矢野美保先生、本当にありがとうございました。