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開校記念日講演会

2023年5月2日 06時04分

5月1日(月)は、結出小学校の開校記念日でした。


この日に合わせて、学校のすぐご近所にお住いのIさんが、子どもたちにお話しに来てくださいました。
Iさんは、長年学校運営協議会の委員を務めてくださっている方でもあります。

 

平成13年からずっと、この開校記念日講演会で講師を務めてくださっているIさんが、手作りの大きな年表を使いながら、結出小学校の歴史を話し始めました。
145年前に結出小ができたときは、この場所じゃなくて、保福寺の中だったんですよ。それから白崎に行って、そしてこの場所になったのです。」

  

「そしてね、この辺りはまだ海でした。保育園も今の体育館も海で、そこを埋め立てて建てたのです。」

 

「みんなのおじいちゃんやおばあちゃんは、こちら側にあった古い校舎で勉強したのです。」
そういって、古い写真に写っている、今とは運動場の反対側にある校舎を指しました。


以前は、運動場の東側に古い校舎があったのです。
その校舎も、第1段階、第2段階、第3段階と順を追って建てられたのだそうです。

そして、埋め立てたところに体育館(へき地集会室)ができたのだそうです。

「こう考えると、体育館が一番もっとるなあ……。」


「みなさんに大切にしてもらいたいことがあります。一つは『本を読む』ということです。もう一つは『校歌を歌う』ということです。」
そして、校歌の中に出てくる校訓「進んで学ぶ 体をきたえる 人のためになる」について話をされました。

 

「そしてね、感謝と誇りを持ってもらいたいと思うのです。」


Iさんは続けられました。
「みんなはね、下波じゅうの人たちが見守っているのです。成長を楽しみにしているのです。大きくなるのを、いつも心待ちにしているのです。いろいろな人のおかげでみんなは成長しています。そうしたことを忘れず、みんなに『感謝』の気持ちを持ってもらいたいのです。また、結出小学校には『誇り』を持ってもらいたいのです。」

 

Iさんは、子どもたちに経験や知っていること、そして思いを御自身の言葉で語ってくださいました。


こうした思いを子どもたちがしっかり受け止めることこそが、結出小や我が地域を誇りに思う気持ちにつながっていくのだと思います。

 

Iさん、本当にありがとうございました。