校区別人権・同和教育懇談会
2023年10月29日 16時24分
まず授業では2・3・5年生が「四つのコーナー」と題したテーマで学習をしました。
いくつかの質問に対して、
そう思う
どちらかというとそう思う
どちらかというとそう思わない
そう思わない
という4つの立場のうち自分の考えに最も近いものを選んで移動するというルールで始まりました。
「わたしは、歌うのが好きだ」
といった質問に始まり、
「うそは良くない」
など、いろいろな考え方ができるような質問へとつながっていきます。
子どもたちだけでなく、保護者や結出小おうえんたい(地域の方々)の方々も参加して授業が進みます。
その間、それぞれの立場を選んだ理由について、答えるなどの時間もありました。
そうこうしているうちに、この時間の中心となる質問が出されました。
「自分のことが好きだ」
「そう思う」に移動する人
「どちらかとそう思う」に移動する人
「どちらかというとそう思わない」に移動する人……。
考え方は人それぞれです。
いろいろな人がぞれぞれ自分なりにあれやこれやと考えているのですね。
こうして意見を交流させる中で、新たな考え方に出会い、「自分のことが大好き」と胸を張って言えるようになるといいなと思います。
「結出小学校の児童(関係者)でよかった」
この質問に対しては、3人の子どもたち全員が、「そう思う」のところに移動していました!
■授業後は、講演「めざすは自分の中の1番」と題して、宇和島市人権教育協議会会長、酒井忠彦先生にお話しいただきました。
3人の子どもたちの人権標語を取り上げてくださったり子どもがぎっしり描かれた人権ポスターを見せてくださったりしながら、話は進みます。
「人権って、どういうことだと思いますか? ちょっと難しいよね……」
酒井先生は続けられます。
「人権とは、自分らしく幸せに生きるために必要なことです。」
「人権とは、幸せのこと。幸せについて考えることなのです。」
「人権とは、自分の幸せと結びついているんですね。」(以上、信藤の記録より)
と、子どもたちにも分かりやすく説明してくださいました。
特に印象的だったのは、
苦手なことも含めて、自分の大切なものだというところでした。
走るのが苦手だったり、背が低かったり……。
一見、弱みのように思えることも含めて、自分の大切なところなのです。
お話を聞いていて、とても勇気がわき、さらに自分のことが大好きになりました。
心の底から安心できる酒井先生のお話から、たくさんのことを学ばせていただきました。
いつも地域のこと、子どもたちのことを大切に考えてくださる酒井先生、本当にありがとうございました。