30日(土)の陸上練習は、陸上競技指導の名手、清家勲先生から御指導いただく日でした。
朝8時30分少し前には、清家先生が指導されている宇和から3人の小中学生も到着。
さらに遊子小学校からも4人の子たちが来てくれました。
というわけで、いつもの3倍以上の10人での練習開始!!
準備運動に始まり、いさお体操という特別な体操。
アップでのジョギング、そして陸上運動の基礎となる様々な動き作りを楽しみました。
サッカーボールを使った運動や手作りラダーを使った運動、そして長縄を使っての運動などいろいろ挑戦しました。
練習の最後は、リレーです。
小中学生入り混じって3チームに分かれて2回勝負。
いずれも大接戦となり、盛り上がりました。
練習を終え、清家先生から子どもたちへのお話。
「また、清家先生に教えていただきたい人?」
ザッと子どもたちの手が挙がりました。
みんな、これまでにも増して運動が好きになったようです。
今日の合同練習に参加してくださった皆様、ありがとうございました。
特に、宇和からわざわざ結出まで来てくださった2家庭の皆様、ありがとうございました。
遠路はるばる御指導に来てくださった清家先生、本当にありがとうございました。
また、子どもたちに陸上運動を教えに来ていただきたいです!
■朝の旗揚げ
当番は決めてありますが、3人で助け合う姿勢を大切に指導しています。
まだ旗が揚がっていないのに気づいたら、先に来た人が対応します。
この日は2,3年生が旗を揚げています。
■2年生 算数
ひき算の筆算の練習問題を解いています。
鉛筆を持っていない方の手に定規があるのが分かります。
定規を使って線をしっかりとひいているのです。
先日の椿原先生の授業でも、授業に先立って学習用具の確認がありました。
その中に、【定規】がありました。
低学年のうちから定規を使う習慣をつけておくと、将来に渡って、その子の学習を助けてくれます。
日常からこうした基本的なことをしっかりと指導しています。
■3年生 算数
あまりのあるわり算をしています。
「1人何個になって、何個余りますか。」(問題文)
「式をかいて解いてごらんなさい。」
先生が短く言い切っています。
これも先日の椿原先生の授業であったことですが、椿原先生はくどくど説明しないのです。
「○で囲みなさい。」
「指でたどりながら聞きなさい。」
「ここには何が入りますか。文章から見付けなさい。」
発問と作業指示がテンポよく出てくるのです。
「~さい」と文字で書くと冷たく感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、実際に声で聞くととても優しく穏やかな感じがします。
こうしたちょっとしたところに、研修の効果が出始めています。
「念のために、『÷』の書き順を空書きしてごらんなさい。さんはい。」
「いち、に、さん」
「ばっちりです。では、『×』」
「いち、にい。」
「これも合っています!」
しっかりと教科書で学んだことが身に付いています。
担任の先生の指導と子どもの学びがガッチリとかみ合っています。
■5年生
一日の生活を、円盤の中に書き込んでいます。
しかも英語で!
I get up at 7:00.
I do my homework at 10:00
I eat lunch at 12:00.
休日の過ごし方のようです。
英語の言い方にはずいぶん慣れている5年生です。
少しずつ無理のないように文字にも親しんでいます。
中学校の英語の先生に来いたところによると、1年生の1学期、子どもたちは文字の多さと単語の多さにびっくりするのだそうです。
そのギャップを無理なく越えられるように、担任の先生は日々少しずつ工夫しています。
教育は手品ではありませんから、パッと何かができてしまうようなことはなかなかありません。
こうした日々の積み重ねによって、子どもたちは確実に成長していくのです。
全ては3人の子どもたちのために!
みんなが作った俳句を鑑賞して楽しみました。
月に一度の「ことのは集会」です。
4つの俳句が黒板にずらりと並びます。
それぞれの句について、感じたこと、考えたことなどを自主的に立ち上がって発表します。
この日は、2年生が初めて自分から立ち上がり、発表しました。
たいへん大きな一歩です!
教職員も加わっての6人の投票により、2年生の句がこの日の最優秀に選ばれました。
(作品展に応募する都合上、俳句を見えなくしてあります。)
先日行われた椿原正和先生の授業の中で、使われた教材がありました。
『話す・聞くスキル』という音読教材です。
名詩・名文がぎっしり詰まった楽しい音読教材です。
本校でも、この『話す・聞くスキル』を使った音読に毎朝全校で取り組んでいます。
子どもたちが「読まされる」のではなく「読みたい!」と思えるような教材を使って、
テンポよく音読しています。
今朝は、短歌でした。
石川啄木、北原白秋といった方々作った短歌を声を出して読みながら、その響きを味わっていました。
よい文章を書けるようになるただ一つの方法は、名詩・名文を暗唱することだと、尊敬する何人もの先輩方から教わりました。
結出小の子たちに名詩・名文が刻み込まれますように!
今回はすごく長文です。内容が濃すぎてすみません!!
■椿原先生による2・3・4年生への授業は、持ち物の確認から入りました。
鉛筆、消しゴム、赤鉛筆、定規が確実に用意できているかという確認です。
鉛筆の確認といっても、その長さや芯がちゃんと研いであるかといったことまでも確認しています。
この行為一つとっても、「一人の例外もなく全員」に力をつけるという、椿原先生の覚悟が感じられます。
持ち物の確認の後は、音読教材「話す・聞くスキル」から入りました。
「いっちゃんち」という教材です。
椿原先生の範読を聞いた後は、自分の速さで読んだり先生と交代で読んだりと、リズムとテンポのある授業の中で、自然と声が出るようになってきました。
よい授業には心地よいスピード感があるとか、リズムとテンポが感じられるとか言われますが、この場面一つとっても、椿原先生の授業の腕のすごさを感じることができました。
プリントを子どもたち一人ひとりに配る場面がありました。
それを両手で受け取りながら、
「ありがとうございます。」
と声に出します。
社会に出て役に立つことを一つ一つ教えていきます。
こうしたことは、一年間の始めにしっかりと教えておけば、1年間どころか一生ずっとその子を支えてくれる習慣となりますね。
プリントの教材は「赤とんぼ」でした。
「先生が読むところを指でなぞりながら聞きなさい。」
椿原先生の指示どおり指でなぞる子どもたち。
こうすると子どもたちがちゃんとついてきているかどうか、一目で分かります。
丸付けの場面です。
椿原先生は、授業の中で必ず全員に丸付けをする場面を設けるそうです。
それが、すごいスピードなのです。
一人あたり2秒もかかっていないくらいでしょうか。
持ってきたときに、あれこれ子どもに話すようなことはありません。
短く声をかけながら丸を付けています。
ですから、子どもたちは渋滞することなく、どんどん動いて椿原先生の前に出て行く感じです。
教室の中に列ができると学級崩壊につながっていくと、尊敬する先輩に教わってきました。
列ができる中で子どもたち同士がおしゃべりし、トラブルになり、それが日々積み重なっていくのだと思います。
そういえば授業の上手な先生は、列ができないように上手にマネジメントしています。
私たちが気を付けたいところです。
「赤とんぼ」を音読させる場面のことです。
①(先生による)例示
②全員に読ませる。
ここまででは力が付かないのだそうです。
全員に読ませると、読めているような錯覚にとらわれますが、実は一人一人の実態は様々です。
椿原先生は、その次に「一人ずつ」音読させて、緊張場面を作り出しました。
「緊張したでしょ!」
「はい。」
小さくうなずく男の子。
「緊張したときにしか成長しないんですよ。」
頑張った子たちを一人一人、力強く褒めていました。
授業中は意見の交流があり、子どもたちの多様な意見がどんどん出されました。
根拠があればどれも認められるという、「正解」ではなく「納得解」という考え方がぴったりの授業でした。
■4・5・6年生は、「ごんぎつね」を教材として、物語文の読み取り方を学びました。
ごんぎつねは、18ページにもわたる長文の物語です。
これをどう読み解いていくのか。
非常に興味深いところです。
全体が幾つの場面からなっているのか確認をし、椿原先生は、その中で1の場面を取り上げることを告げました。
ごんの性格を、文章中の言葉を使って言い表す場面です。
椿原先生が提示したコンテンツには、6マスと4マスの枠が出されています。
子どもたちが見つけ出すヒントになっています。
それと同時に答えがぶれないことにもなります。
明確に限定されるわけです。
ごんがした「いたずら」について考察する場面がありました。
ここは、子どもたちも私たち教職員もハッとさせられたところです。
いたずらの概念が今と違っているのです。
詳しくは書きませんが、「当時」のごんの行動は、「今」でいういたずらを越えているのです。
ここを正しく理解することは、その後のごんと兵十の関係を考えていく素地となります。
ここからが今日のメインです。
ごんや兵十の言動をもとに、1の場面を読解していくのです。
①ごんは兵十をのぞいた。
②兵十はびくをおいた。
③ごんは魚をなげこんだ。
④兵十は……。
というように、つなげていくと、1の場面がどのような話であったかがすごくよく分かります。
これが数字だけでなく、「ごん」「兵十」が図で示されている(ワークシート)ので、視覚的にパッと目に飛び込んできます。
これをもとに、要約文を作っていきます。
「兵十がとった魚をいたずらで逃がしたごん。」
最後に中心人物を配置することで、要約文が確定します。
(こうすることで討論も可能になります。)
この図をすべての場面で作り一覧にすると、クライマックスがどこなのかが一目で分かります。
本当に画期的です。
最後に椿原先生は、なぜこの方法を用いるのかを分かりやすく話してくださいました。
18ページもある話が、この1枚になることがどういった意味を持つのか。
6年生の女の子たちが、うんうんうとなずいているのがはっきりと見えました。
「4年生で勉強したときには考えもしなかったことばかりだった!」
授業後の6年生の子たちの言葉です。
この椿原先生が開発された画期的な方法は「図読法」(ずどくほう)といいます。
5,6時間目の授業は、三浦小、結出小の教職員だけでなく、両校の学校運営協議会委員の方々が合わせて7名ほど来られていました。
教職員の授業力を向上させるため、子どもたちに力をつけるために、学校現場ではどういったことをしているのかを知っていただくよい機会となりました。
■子どもたちが下校した後は、両校の教職員を対象にした椿原先生の講話です。
「情報社会における読解力」をテーマに、お話しいただきました。
子どもたちに情報の取り出し方を、スキルとして教えることで、他の教材についても転用できるようになる。
まさにそのとおりだと思いました。
椿原先生は、「5%の授業改善」と言われていました。
椿原先生の言葉をお借りすると、宇和島市の優秀な先生方が5%の授業改善をすることで、子どもたちが力を発揮できるようになるのです。
その5%を必ずやり遂げたいと思いました。
基本となる部分をしっかりと身に付けさせないと、その先にある探求型の学習ができるようにはなりませんから。
全ては未来を生きていく子どもたちのために!
椿原正和先生、遠く熊本から宇和島市に来ていただき、本当にありがとうございました。
本校の教育アドバイザーである椿原先生は、このあと12月にはオンライン、2月には来校され、本校の研修にお力をお貸しいただく予定です。
体育は全校でやっています。
この日は、マットを使っての運動です。
しっかりとストレッチをしてから、主運動(中心となる運動)に入ります。
こうしたストレッチをしっかりすることで、けがをしにくい体づくりにつながりますね。
■今日は、午後から三浦小学校で勉強してきます。
本校の教育アドバイザーである椿原正和先生による授業です。
子どもたちが椿原先生の授業を受けるのは6月に続いて2回目となります。
私たちも、授業や講話を通してしっかりと勉強してきます。
そして、結出小の子どもたちに対する教育の質を向上させます。
そのための教育アドバイザーです。
今年は、宇和島市の連合音楽会(11/8)に、遊子小、戸島小、蒋淵小、日振島小、そして結出小という宇和海の5校が合同で参加します。
その連合音楽会に向けての練習が進んでいます。
浅井敬司先生がときおり来校され、歌の御指導をしてくださっています。
「海の1番は歌詞を覚えました!」
2年生の子が、嬉しそうに先生に話し掛けています。
発声練習から始まり、浅井先生のテンポで指導がなされ始めると、どんどん歌う気満々になる子どもたち。
「ラララ~ に~じが~にじが~!!」
気が付くと、大きくてきれいな声が出ていました。
あっという間の45分間でした。
浅井先生、御指導ありがとうございました!
午前5時間制の試行期間に入り、朝の動きがピリッとしてきています。
定刻になると自分たちで歌を歌い始めていました。
身だしなみや生活の確認もどんどんできています。
朝の「話す・聞くスキル」が始まりました。
テキストの持ち方や姿勢についても、自然と良い状態になります。
これこそが、子どもたちの実力なのだと思います。
本校の活動「伝統行事を楽しむ会」が愛媛新聞に掲載されました。
掲載許可をいただきましたので、こちらで御紹介します。
「元気運ぶ地域の牛鬼」2023年9月17日付 愛媛新聞
(掲載許可番号d20230919-04)